まずはミッションオイルを抜きます。ドレインボルトやフィラーボルトは固くしまっているので、最初にやった方が、 緩め易いと思います。ミッションマウントが固定されていない状態でドレインボルトを緩めようとすると、ミッション が動いて、ミッション上部についているブリーサーを破損することがあります。今回はドライブシャフトも抜くので、 オイルを抜きますが、クラッチ交換のためにミッションを下ろすのであれば、シャフトをミッションに差したまま、 そっとしておけば、オイルは抜かなくて良いと思います。
まずは上回りから外していきます。クラッチワイヤー、上から外れるオカマのボルト、スターターの配線を外します。 スターターの配線は外さずに、スターターをエンジンメンバーの上に置いておくことは可能かと思いますが、下に潜っ ている時に、何かの拍子に落ちたりすると危ないので、スターターは外すことをお勧めします。顔の上に落ちると、 かなり痛そうです。それから、シフトレーバーを外します。
上回りが終わったら、今度は下回りです。デフ側の4本のボルト/ナットを外し、ドライブシャフトを外します。 ドライブシャフトのミッション側は、差し込んであるだけなので、引き抜きます。マフラーも邪魔なので外します。 それから、スターター、残りのオカマボルトを外せば、後はミッションメンバー(マウント)の2本のボルトだけです。 ミッションの下にジャッキを当て、ミッションメンバーのボルトを外して、ジャッキを下げればミッションは降ります。 この時、ミッションを若干後ろ側に引く必要があります。
ミッションの取り付けは、本当はミッションジャッキを使用するか、もしくはフロアジャッキにミッションジャッキアダ プターを 取り付ければやり易いのでしょうが、私の場合はいつもフロアジャッキと人力です。インプットシャフトとクラッチ のスプラインがかみ合い、うまくエンジンとミッションがドッキングできたら、またずれないようにオカマボルトを 何本か取り付け、ミッションマウントのボルトを付けます。後は、外したものを全て元どおりに取り付け、ミッション オイルを入れます。ミッションオイルは粘度が固いので、専用ポンプでないと入りません。私のは、5800円くらいで した。ミッションのオイルフィラーからオイルが出てくるまで入れればOKです。
ジャッキアップして馬の上に乗せました。 | ドレインボルトはミッションメンバーの前に ある四角いボルトです。 |
フィラープラグは、ミッション横の 四角いボルトです。 |
デフ側のドライブシャフトを外すには、4本の ボルト/ナット を外します。 |
何ミリだったか覚えていませんが、六画じゃない ほうのレンチで、ドレイン/フィラープラグにちょうど かむサイズがあります。固いときは、コンビネー ション レンチを組合わせると、レベレージが 稼げます。 |
クラッチワイヤーの運転席側はこんなふうにな っています。 |
クラッチワイヤーのミッション側はこんな感じ です。 |
バックランプのケーブルを外します。 |
スピードメーターケーブルを外します。 | ミッションが下りました。かなり汚いです。 |
シフトレバーはこんなふうになっています。 シフトレバーが グラグラになっているときは、プラ スチックのワッシャーみたいなの2枚とプラスチック のカップを交換すると しっくりくるようになる時が あります。 |
載せ替え完了です。もうバックしてもカタカタ いいません。 |